１週飛んだら訳わからんかも、と小さくボヤきつつ、「焼肉ヒーロー」第１４話を見ました。
「第１４話激突！南の島決戦〜3/4編〜」というタイトルから始まりました。
小さな車がついた旅行用のトランクを右手でひいて、金属色っぽい大きなプラスチックのトランクを左手に提げ、コゲコゲラーが島の中を歩いてきます。
「ったく、暑いところには、わけのわからんやつが多くて困る、コゲ」
といいながらフト見ると、小高い丘の上に粗末な掘っ立て小屋をみつけます。
先週なにがあったのかわかりませんが、「わけのわからんやつとは、あんたのことやないか」というごく普通の突っ込みを独り言のごとく、思いました。
「ここはアジトにぴったり、コゲ。あとはミスターさかいをおびき寄せれば・・・・」
というコゲコゲラーの独り言とともに場面が変わります。
砂浜の波打ち際に、ビキニ姿の優子がひとりさみしく座っています。
左手の指で、砂浜になにか描きつつ、
「もう、大輔さんのばか、グスン」
と言いながら、右手で涙をふきます。
おいおい先週いったい何があったというの？
そこへ、コゲコゲラーが現れます。
「おやおや、気の強い優子が珍しいこともある、コゲ」
と挑発します。
立ち上がった優子が
「あ、あなたは・・・、なぜこんなところに？」
と言いかけた時、コゲコゲラーは
「うるさい！」
と言うなり、すばやく優子のおなかにパンチを見舞います。お約束のように一発で気を失い、前へ倒れかけます。
それを肩で受けて優子の太ももに手を巻きつけ、かつぎあげて「よいしょ、よいしょ」の代わりに「コゲ、コゲ、コゲ」と掛け声をかけながら運んでいきました。
場面変わって、大輔が優子を探しながら歩いています。
「あ〜、優子さんはどこへいったんだろう」
と言ってると、ゴーヤに巻かれて手紙が飛んできます。ゴーヤは、きゅうりのようなあのゴーヤチャンプルのゴーヤです。
「優子はあずかった。２分でこい。コゲコゲラーより」
と書いてあります。なにしろ５分間の番組とはいえ、実際のところ正味２分そこそこの放映時間なので、はやいテンポで回していかないといけないのです。
「うわっ、なんだ〜これは？優子はあずかった。２分でこい。し、しまった。優子さんのナイスバディが・・・」
と言って、地図に書いてある場所に向かいます。
場面変わって、小屋の中にロープでしばられた優子が床に座っていて、横にコゲコゲラーが立っています。
「さ〜て、ミスターさかいは助けに来る、コゲ〜」
というコゲコゲラーに
「えっ、ミスターさかいがこの島にいるの？」
と優子が聞きます。コゲコゲラーが
「なにを言っている、コゲ。ミスターさかいは、坂井・・」
大輔と言いかけたその時、
「待たせたなコゲコゲラー」
と言って大輔が現われます。
「あっ、大輔さん」
と喜ぶ優子にすばやく寄って、縛られているロープを解きます。
「遅いぞ、坂井大輔」
と言うコゲコゲラーと坂井大輔はお互いに向かい合い、足を開いて腰を低くして戦いの姿勢になりました。
お約束の、まどかちゃん扮するおこげ総帥が、ふたりの上の空間にいつものように、開いた手のひらを口にあてて高笑いする映像が流れ、
「南の島で宿命のライバルが今激突！はたしてどうなるミスターさかい」
とナレーションがはいって終了となりました。
終了の直前、一瞬の映像ですが、ミスターさかいが砂浜に退屈そうにすわって
「来週かな、出番」
とつぶやきました。そしてつづくとなりました。「坂井大輔＝ミスターさかい」なので、べつに退屈でもないと思うのですが、こまかいことは言わないでおきましょう。
それでは、また。
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